Edmontonはすっかり冬になりました。
今年は序盤から雪が多く、一日に3回、家の周りの除雪をしています。ここでは、
家の前の歩道の除雪は義務になっていることや少しの雪でも翌朝には氷になって
とても危ないので、こまめに掃除しています。といっても、ご近所さんのジョーや
レニーーとタッグを組んで、お互いに気がついたときにやっているので、いろいろと助
けてもらって感謝しています。
話はかわり、メトロシアターで映画を見てきました。世界中の名作を紹介している
この小さな映画館はgirlが昔好きだった富山松竹の映画館を思い出させてくれ
ます。
今回見てきた「Beasts of the Southen wild」という映画はgirlにとってとても感動的
な名作でした。なので、ストーリーの内容について少し紹介したいと思います。
舞台はどこの国かわかりませんが、大自然に囲まれた森の中で生き物たちの
生と死が間近に感じさせられる場所。主人公はハッシュパピーという名前の5歳くら
いの女の子で今より幼い頃に母親と生き別れてから父親と同じコミュニティーに暮ら
す大人たちの中で育つ。不思議なことに彼女には子供に見られるような感情の抑揚
がない。家が一夜の大雨で崩壊しそうになっても泣かないし、これから食べるものが
ないという不安に直面してもただ冷静に大人たちを見ている。病魔に冒されて余命
わずかな父親がそんなハッシュパピーに生きること、surviveしていくことを不器用
ながら伝えていくが、当のハッシュパピーは自分の命にはあまり関心がないくらい
反応が乏しい。まるで生き別れた母親の面影と空想の中で生きているかのように
現実で起きていることに対して恐怖や動揺をあまり見せない。クライマックスでは、
大切な人の死に直面してハッシュパピーが映画の中ではじめて感情を見せた。
その瞬間、girlは涙してしまいました。
やや空想的な映像もありましたが、ハッシュパピーのような子供たちがたくましく、
生と死に向き合って生活している場所が世界に必ずあると思います。そんな力強い
印象を与えてくれたこの映画に出会えたことに感謝です。私たちもこれから厳しい
寒さを向かえるこの環境でsurviveしていくことを習わなきゃです。
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