2012年10月31日水曜日

October 28th (Sunday) Halloween Howl marathon



ハロウィンが近づく週末、私たちの家の近くでマラソンのイベントが行われ

ました。マラソンが趣味のメリーが教えてくれたそのレースの名は

「Halloween Howl」。Edmontonのランニングジムが主催したこのイベントには、

驚くべきことにたくさんの人が参加していた。

なぜなら、この日の気温はマイナス6度。




そうです。Edmontonはもうすっかり冬です。

つい数週間前に初雪が降ってから、寒さが勢いづいて、本日まで零点下の

日々です。あー寒い。でも私たちの周りで今の時期に雪が降って特別に驚く

カナディアンはおらず、これが通常のカナダの季節の移り変わりなのかも

しれないと思いました。

まさか雪の中を走るとは思わなかった親方は、今回も10kmのレースに挑戦。

日ごろから走り込んでいた親方でしたが、5kmを超えたところで膝に激痛が

走り、立ち尽くす。ガチガチに凍ったアイスの道を走るのはアスファルトの上を

走るより膝に負担がかかったようで、残り半分の距離を歩いて進む。

スタートから70分後、親方がゴール地点にたどり着き、寒さで震えながら温かい

ココアを飲む。



ぬくぬくと会場で待っていたgirlはそんな親方の苦闘も知らず、コスプレした

ランナー達を興味深々に追いかける。こんな寒い中、モジモジ君みたいな

レオタード姿で走り切った人達のガッツもすごいですが、それ以上に痛みに

耐えながら完走した親方に拍手です。


親方は走るのをしばらく控えるつもりですが、これから始まるこの冬に何を

しようか、まだまだ考え中です。

とりあえず、今年の冬もカナダでお世話になります。


2012年10月24日水曜日

October 8th (Monday) Kamloops biking trip - last day

今回はKamloops dirt jump編。



最終日の朝は、8時から出発すると約束しており、5時半から起きて準備をしていた

親方とgirl。が、約束の時間を過ぎてもCanadianguysが部屋から出てくる気配はなく、

親方がノックをすると開いたドアから、寝ぼけた表情のマーティンとその横でまだ夢

を見ているジェフが見えた。彼らも遅くまで話し込んでいたようだが、バイクの疲れも

たまっていたのかな。

そんなわけで、のんびりとスタートした最終日の目標は、ダートジャンプを完通するこ

と。Kamloopsのダートジャンプコースは、街が管理しているそうだが一体誰がメンテ

ナンスをしているのかは解らず、隣に雨水をためるrain barrel(樽)が一つおいてあ

る。面は荒削りのボコボコでした。けど親方の好みであるリップが立ち上がっている

形でバックサイドも大きくて安心感あります。そんな状態で親方の心は体より先に飛

び跳ねていたのですが、あまりにも久しぶりのトレイルなので、感覚を取り戻すまで

必死でした。



マーティンとジェフも同じレーンを攻める。ジェフは勢いで最後のバームでクラッシュ

もしたが、見事きれいに貫通していた。



マーティンは親方同様、3個目のコブでやや苦戦。「なんで飛べないんだ!f●●k!」と

火がついた親方は欲求不満になると言葉が悪くなる。そんなときジェフの冗談はリラ

ックスさせてくれる。何故か今回の旅で1番のツボだったのはゲイの話。トレイルの合

間にg○yの話が飛び交うのを見ると、日本でもこんな風景があった思い出が蘇りまし

た。guysたちの話に国境はないのですね。



そんなリラックスしてきたところで気がつくと親方が3個目をクリアして4個、5個と先へ

進んでいた。そして最後の大ジャンプを見事に飛んだ。



笑顔の親方。CanadianguysもHifiveして喜んでくれた。

girlも久しぶりのダートジャンプ、マウンテンバイクでテーブルトップのレーンをクリア

でき、満足でした。




3日間のバイクツアーは彼らがいなかったら実現できなかったでしょう。そしてこの出

会いに感謝です。



(親方、マーティン、ジェフ)

8時間の帰路の末、Edomontonについたのは夜中の1時。空気が一気に冷えて、

Kamloopsの陽気が恋しいです。けどそんな中、偶然に空にグリーンの色身がかかっ

たきれいなオーロラ(Northen lights)が見えました。

写真には取れなかったけど、これも忘れることのできない素敵な思い出になりまし

た。またKamloopsにカムバックするのを夢見て、自転車頑張ります。



最後に今回写真を提供してくれたジェフにありがとうです。

2012年10月18日木曜日

October 7th ( Sunday ) Kamloops biking trip -part3

リアルダウンヒルの世界に連れて行ってもらう前夜、私たちはリアルカナディアン

フードのレストランに連れて行かれた。



今回の遠征は3食ともファーストフード店で簡単に済ませていたが、普段外食を

しない親方とgirlにとっては、break fastメニューやlunchのスペシャルなど知ること

ができて、新鮮でした。

ジェフとマーティンが連れて行ってくれたのは、ブリティッシュコロンビア州で展開

されているチェーン店である「White spot」というレストラン。その特徴は、店内に

ブリティッシュコロンビアの名所や絶景といわれる写真がいたるところに飾って

あり、郷土愛のアピールが強い。Canadianguysの主食はもちろん、ハンバーガー。

そして「プティーン」というフレンチフライにチーズをかけたものを注文していた。

見た目にこってりしているこのプティーンが大好物なマーティン。

そんな彼はデート中に「お寿司が食べたい」というマーティンの彼女の願いも聞か

ず、1人でプティーン専門店に食べに行ったというくらいプティーンに盲目。私たち

もお裾分けを戴きましたが、ポテトに絡みつくチーズはとてもリッチで一口で満足

できました。もし私がそのデートにいたなら迷わずお寿司に軍配を上げるでしょう。

4人のお気に入りになったのは、「メープルビール」というメープルシロップのほのか

な香りがついたすっきりとした後味のビール。甘くはないが、やわらかい苦味のある

このビールはこの店の1番のお勧めではないかと思った。




さてさて、朝が来て、支度をしてダウンヒルトレイルがある場所まで車で行く。昨日と

違い、今回のトレイルは小高い山の上の住宅地の裏にある雑木林の中からスタート

する。あまりpublicな感じがしないですが、私たちの他にもダウンヒルに来た御一行

もおり、結構有名なのかもしれない。ジェフと親方とgirlの3人でトライする。が、入り

口からさっそくsteep。どうしようもできず、歩いて下るgirl。ジェフと親方はスピードに

乗って、すいすいと前に行く。林の中へ入ると静かで大きな松林の中に1本の細いシ

ングルトラックがある。girlには景色を楽しむ余裕はなく、地面からの振動で震えるハ

ンドルを抑えるのに必死だった。「サスペンション頑張れ」と唱える中、不意にトレイ

ルの先にドロップゾーンがあることを知らずに、転落。着地と同時にバランスを崩し

て、わからない間に自転車は林の中へ、girlは地面に叩きつけられた。起き上がり、

失踪した自転車を探しに林に入り、どこもベンドがないことを確認する。girlはフルフ

ェイスの上にゴーグルもつけていたので、頭は顔は大丈夫でしたが、探しに来た親

方に私のTシャツが破けていると言われ、Tシャツ2枚突き破って腹部から出血してい

るのに気づいた。幸い、surfaceだけの外傷でしたが、呼吸が整うまでジェフと親方が

冗談を言い合って、空気を和ませてくれました。笑うことは本当に気持ちを落ち着か

せてくれます。


ジェフは「ここは誰にとってもadvancedなトレイルだけど、今日急いで不安なことに

pushするよりも明日があると思って楽しく乗るほうが大事だ」と時にはまともなこと

も言った。girlも初心者で一生懸命ついていこうと必死になっていたが、周りを見る

ことや自分を守ることを忘れていた。

その後もsteepな道は続いたが、自分の速度で何とか出口までたどり着くことができ

ました。下で待っていてくれたマーティンも怪我に驚いていましたが、Hifive(ハイタッ

チ)して気分を一新。


昼食後は、彼らがとても好きなダウンヒルトレイルに行く。前回よりもさらに山を上

る。アスファルトから土の地面に変わり、牧場を突き進んで、さらに上へ進む。



Kamloopsの街を一望できる標高までたどり着き、girlは無我夢中で景色の写真をと

る。親方は、帰りの運転をマーティンに代わって行うことになり、ややナーヴァス。


行きは順調でしたが、帰りはまさに車でのダウンヒルというのでしょうか、steepな林道

をエンジンブレーキを使いながら慎重に下っていく。ジェフとマーティンが待っている

出口に着いたころには彼らは既に到着して地面でくつろいでいた。親方とgirlはこの

トレイルには結局トライしませんでしたが、彼らの感想では私たちが走ったコースをさ

らに長くしたものだと言っていました。そしてKamloopsのダウンヒルトレイルにはさら

に超上級者用のものがあるとのことで、後に親方が体験することに。



日が暮れる前の最後の1本は、親方とマーティンとgirlで午前中に走った(girlがクラ

ッシュした)トレイルに行く。ジェフがタイヤとサスペンションの空気圧を調節してくれ

たお陰か、前回に比べて振動も少なく快適に走れたのはびっくりでした。こういう基

本的なお手入れが命運を分けるのですねと1人しみじみ感じるgirl。そんな傍ら、親

方とマーティンは、トレイルにあるバームやジャンプで遊び、最後はすっきりした笑顔

で山を降りた3人。今日も精一杯、自転車を楽しんだ私たちは例のごとくリアルカナデ

ィアンレストランでお酒を飲んだ。


明日は、ダートジャンプコースへ。親方の夢がついに実現するかも。

次回につづく。










2012年10月14日日曜日

October 6th ( Saturday ) Kamloops biking tour -part2

今回訪れたKamloops(カムループス) について、簡単にご紹介したいと思います。



その街は、カルガリーとバンクバーの間にある谷に位置し、カルガリーからは車で

7時間、バンクーバーからは3時間半で行けます。

山に囲まれた街の中央に流れる大きな川、森の入り口には静かな湖があり、

のんびりとした穏やかな雰囲気が漂っている。



そして何よりも驚いたのは、風がなく、気温も暖かい。私たちが滞在した3日間は雨

もなく22度前後をキープしてくれた。少し乾燥気味のように思えたが、マウンテン

バイクを目的に来た私たちにとってはまさに、ベストなコンディション!!。

マウンテンバイク、フライフィッシィング、バードウオッチングと、思いっきり自然に触

れ合える素敵なところです。というところで、私たちの旅の話に入ります。



初日はkamloopsの街が管理しているダウンヒルコースへ。親方は長年の相棒で

あるblack marketのMTBを持参。ジェフとマーティンも愛車のダウンヒルバイク(サス

ペンションがかなり上質でまるでカウチに座っているかのようでした)。

bikelessのgirlは、ジェフのセカンドバイクを貸していただく。

「SPECILAIZE」のバイク。サイズは私には少し大きめですが、フラットなところで少し

乗って感覚を試してみる。そんな中、ダウンヒルに早く行きたくて待ちきれない

Canadianguys(ジェフ&マーティン)は、私と親方を車に乗せて丘の頂上まで連れて

いく。


「Easy!」とguysたちが口をそろえて言う、そのコースは、幅が大きく、スラロームも

ゆったりしている。が、ほっとしたのも束の間で、カーブを曲がったところで段差に

つまづき、大きく転倒。怪我はなかったが、恐怖心が一気に湧き上がり、足が震え

だす。坂がとてもsteepに見えて、ペダルを漕ぎ出そうにもなかなか前に出せず、

立ち往生。結局、自転車を押して、歩いて安心できるところまで降りる。



コースの途中で待っていてくれたマーティンと親方。転倒したことを笑いながら

伝えるとびっくりしていた。「転んでもそんなに笑顔でいられるなんて、なんてタフな

girlなんだ」と真顔でいうマーティンの言葉が、不思議と私をリラックスさせてくれた。

坂を下り終えた後、再び丘を登って同じコースに行くことになったが、親方が要所ご

とに下り方を教えてくれ、そのお陰で最後まで自転車から降りることなく、乗り切るこ

とができました。



これまであまり馴染みのなかったダウンヒルでしたが、皆さんのお陰で乗る楽しさ

を体験することができました。私はCanadianguysが乗る前と乗り終わった後に

みんなでHi five(ハイタッチ)しながら声を掛け合うのが、なんだか心地よくて

気に入っています。親方も久しぶりのダウンヒルに心の熱が蘇り、満足していた

ようでした。



しかし、その後の私たちにはさらに見たことのないリアルダウンヒルの世界が

待っていたのは、Canadianguys以外に知るよしもなかったのでした。


次回につづく。







2012年10月11日木曜日

October 6th ( Saturday) Kamloops biking tour

10月の第1週目の週末はthanksgiving weekendで月曜日がお休み。

3連休を埋める予定は、ある日突然訪れた。



親方がサスカチュワンriver沿いを自転車で探索していたら、1人のマウンテンバイク

ライダーに出会った。彼の名はジェフ。年は親方より少し上。話が花咲いて、ジェフと

彼の友人が計画していたバイク遠征に急きょ、参加させてもらえることになった。


行き先はEdomontonから800kmも離れたKamloopsという街。約8時間くらいのドラ

イブ。今回車を提供してくれて、運転手も勤めてくれたのはジェフのbest buddyである

マーティン。ジェフより1歳年上のマーティンの印象は落ち着きがあり、寛容さを

感じさせる穏やかな言葉遣い。そして1人の時はメカいじりを黙々と楽しんでいる。

ジェフは、多少気分の波はあるが、エンターテイナーの才能があり、口が達者。

いつも誰かにからんでいる。

私たちから見ると2人は本当にいい関係だなぁ思う。





そんな2人とのkamloops3泊4日のツアーは、とても充実した内容でした。ダウンヒル、

ダートジャンプを朝から日暮れまでノンストップで乗り、親方とgirlはカナダのトレイル

の大きさとレベルと改めて体験できました。

そして、Kamloopsの自然は本当にawesome。




不思議なご縁で実現した4人のトレイルツアーはまだまだ続く。

2012年10月3日水曜日

September 28th (Friday) Pruning before and after special

Edomontonの街は、すっかり涼しくなり、葉っぱが風に舞って、オレンジと黄色の

秋色に変わりました。

すくすくと伸びた木たちもこれから冬にむけて、成長を休止します。

Pruning(剪定)に丁度いい季節になってきました。

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枯れた枝を落として、すっかり身軽になった木たち。来年も大きく成長してください。