2012年12月22日土曜日

December 13th(Thursday) Happy Christmas.



Edmontonもクリスマスが近づくにつれて、ライトの数が増えてきている。

街中の、住宅地のいたるところで競い合うかのようにライト達が輝いている。

家には、去年偶然の出会いによって戴いたクリスマスツリーはありますが、ライトが

ないので、静かなものです。外に積もる、きめの細かいさらさらの雪が光に反射して

瞬いているのを見ていると、時間が止まったかのように静かな気持ちになります。

あの家を見つけるまでは…

先日、友人のキャサリンに「最高のクリスマスプレゼントをあげる」と言われ、何が

何だか訳のわからないまま連れて行ってもらった家がある。それを見た瞬間、私は

本当に息が止まった。隣でキャサリンが驚いた私を見て、更に喜んでいる。その夜、

私は親方を無理やり引っ張り出して、「最高のプレゼントだ」と言ってあの家に連れて

行った。寒さでややうんざりしていた親方が道路を渡った瞬間、強烈な輝きを発して

目に入り込んできたあの家に絶句した。


住宅地の中で一軒だけ異様に光っている。



さらに近づいて見てみる。


裏庭にも無数のライツ。気合がちがう。


まるでラスベガスか。

私たちが写真を撮っている間も、車を止めて、窓から写真をとっている若者にも

出会った。クリスマスのためにここまでやったなんて、びっくりとしか言えない。



たくさんの人達が興味がてらにあの家に集まってくるのが、家の主人の狙い

なのでしょうか。

隣のジョーとジョンの家を訪ねると、彼らはアフリカに支援金を送るキャンペーン

に協力する話で盛り上がっていた。「クリスマスは、一年で1番、気前が良くなって

もいい。私達の年代はもう、プレゼントを買うことはゴミを増やすだけ。だから、世界

の貧しさで苦しんでいる人たちにお金をあげることのほうが(ジョーとジョンにとって)

よっぽどいい」と話す。これからクリスマスに遊びに来る孫達も巻き込んで、募金を行

うことの意味を伝えていくそうだ。

こんなふうに考えられることができるのもきっと人生の中でいろいろな形のクリスマス

を送ってきたからなのか。そう思うと、クリスマスは他の誰かと喜びや優しさをshare

することをはじめる良いきっかけなのかもしれない。



いろいろな人の体験話を聞くことは、いつも私に「何かはじめてみよう」という勇気を

もらっている気がします。


Merry Christmas!

2012年11月28日水曜日

November 26th( Monday ) the letter


毎日氷点下のEdmonton。でも青空が見えるととても気持ちがいいです。

雪が降ると家に閉じこもりがちになりそうですが、私たちは家と近所の家々の雪かき

とシニアセンターのボランティア活動で家から出がちの生活です。

そして最近、2人とも体調を崩してしまいました。親方は食あたり、そしてgirlは

ストレス性の体調不良。家で休んで、しばらくしてまた外に出ての繰り返しをしていた

らついにダウンしてしまいました。


ストレスの原因は、11月に入ってからたて続きに心無い言葉を何の理由もなしに

他人から突きつけられたこと。とくにある程度の社会的な立場のある女性2人が

私girlに何の前置きもなく、私の人権を否定するような言葉を他の皆さんの前で

言ってきたので、びっくりでした。そして周りも当然びっくり。

周りが間に入って理由を聞こうとしても言った本人は「言っていない」の一点張りで、

もう道徳や正論でも話ができない。そして私にはなんの理由も見つからないので、

結果的にいったら、彼らの欲求不満と被害妄想の対象になっていたような感じです。

周りの皆さんも動揺や私への同情が積もり、謝らない本人の代わりに謝ってくれ

ましたが、何で私が攻撃の対象になったのかわからず腑に落ちない状態が続いた

結果、心身とも体調を崩してしまいました。

正直、理由なしに人から非難されるのは、本当につらいです。とくに暴言は避けよう

がないので、ひどく心に突き刺さります。できるなら人としてこんなことを誰もしてほし

くないです。


そしてこんな悲しいときは、日本の味が恋しくなります。寿司とか焼肉とかじゃなくて、

煮物とかきんぴらごぼうや豆を甘く煮た母親の手料理が食べたいです。母の料理は

安心して食べられるというか、胃の中から元気が湧き上がってくるような感じです。

そう思いながら、弱よわしく、乾燥ごぼうとしいたけをお湯でもどして、鶏肉と一緒に

ダシと煮込み、girlなりの日本の味を作っていると、ピンポーンとドアのベルが鳴っ

た。親方がドアを開けると、なんと富山の母からの小包が送られてきました。

母が送ってくるものは相変わらずいつも絶妙なタイミングです。


 
中身を開けると、手作りの干し柿と富山の写真の切り抜き(新聞記事の)が入って

いました。そしてびっくりしたのは、厄除けのお札も入っていたこと。

なんと私は知らないうちに前厄を迎えていたそうで、母親が代わりに神社で私の

厄払いに行ってきて、お札をもらってきたそう。

親方も私もそれを聞いた瞬間、頭が急にスッキリしたというか、この立て続けに起こ

った暴言事件に巻き込まれた原因がちょっと納得できた感じでした。


それにしても単純に厄年だけが原因とも言えず、今回の暴言事件を通して、人として

絶対にしてはいけないこと、感情に任せて人の心を軽く考えてはいけないことを

改めて学ばせてもらいました。そして必死になって守ってくれた親方と周りの皆さん

の優しさと暖かさに深い感謝です。そしてこんな事実を知らない母にも不思議な

タイミングで励まされました。



少し元気になったgirlのこれからの仕事は、storytellerになって、まわり中に彼らの

やった愚かさを暴露させていただきます。それは冗談として、人に心の痛みを伝えて

いくことはこれから暴言や暴力をなくす一助になればいいなと思います。





最後に、つい数週間前に親方とメトロシアターで無料の上映会があったので、参加

してきました。タイトルは「happy」。世界中の国々の人たちの生活をドキュメンタリー

で紹介して「幸せとは何か」と考えさせてくれる面白い映画でした。もちろん、Japanも

入っていましたよ。



今年もあと少しですが、来年もこれからも Peace on Earth!!









2012年11月13日火曜日

November 4th (Sunday) my best movie

Edmontonはすっかり冬になりました。

今年は序盤から雪が多く、一日に3回、家の周りの除雪をしています。ここでは、

家の前の歩道の除雪は義務になっていることや少しの雪でも翌朝には氷になって

とても危ないので、こまめに掃除しています。といっても、ご近所さんのジョーや

レニーーとタッグを組んで、お互いに気がついたときにやっているので、いろいろと助

けてもらって感謝しています。

話はかわり、メトロシアターで映画を見てきました。世界中の名作を紹介している

この小さな映画館はgirlが昔好きだった富山松竹の映画館を思い出させてくれ

ます。



今回見てきた「Beasts of the Southen wild」という映画はgirlにとってとても感動的

な名作でした。なので、ストーリーの内容について少し紹介したいと思います。

舞台はどこの国かわかりませんが、大自然に囲まれた森の中で生き物たちの

生と死が間近に感じさせられる場所。主人公はハッシュパピーという名前の5歳くら

いの女の子で今より幼い頃に母親と生き別れてから父親と同じコミュニティーに暮ら

す大人たちの中で育つ。不思議なことに彼女には子供に見られるような感情の抑揚

がない。家が一夜の大雨で崩壊しそうになっても泣かないし、これから食べるものが

ないという不安に直面してもただ冷静に大人たちを見ている。病魔に冒されて余命

わずかな父親がそんなハッシュパピーに生きること、surviveしていくことを不器用

ながら伝えていくが、当のハッシュパピーは自分の命にはあまり関心がないくらい

反応が乏しい。まるで生き別れた母親の面影と空想の中で生きているかのように

現実で起きていることに対して恐怖や動揺をあまり見せない。クライマックスでは、

大切な人の死に直面してハッシュパピーが映画の中ではじめて感情を見せた。

その瞬間、girlは涙してしまいました。

やや空想的な映像もありましたが、ハッシュパピーのような子供たちがたくましく、

生と死に向き合って生活している場所が世界に必ずあると思います。そんな力強い

印象を与えてくれたこの映画に出会えたことに感謝です。私たちもこれから厳しい

寒さを向かえるこの環境でsurviveしていくことを習わなきゃです。



2012年11月5日月曜日

October 31st (Wednesday) Halloween experience



10月31日はハロウィンの日。私たちのご近所を見渡せば、入り口にカボチャや

ゴーストの飾りつけが大なり小なりと見られ、欠かせない年間行事のひとつと

して意識されているのを感じます。

去年は私たちがボランティアをしているシニアセンターでハロウィンパーティと

いうのがあり、シニア達がそれぞれのcreativeなコスチュームで参加していたのに

は、日本とは違う新鮮さがあり驚きました。子供も大人も仮装することで、エネルギー

が湧き上がるというか、心を明るくさせてくれます。

そして、ハロウィンのハイライトといえば、子供達が家を回って、treat(お菓子)を

もらうこと。今年は初めて子供達にお菓子をあげようと準備をしていた親方とgirl。

しかし、訪問してきた子供をどう接待していいのかわからず、友人のキャサリンに

聞いてみた。キャサリンは、私たちと同じようにシニアセンターでボランティアをして

おり、年齢は私たちの母親と同じくらいの世代だ。彼女がくれたアドバイスは、

子供達はきっと何かに変装してくるから、「あなたはだぁれ(who are you?)」と聞いて

みたり、コスチュームについて質問したらいい。

子供達が来るのは夕食時なので、電気をつけて家の前を明るくしておく。そして変装

した子供達は視界がいつもより狭くなるので、家の前に危険になるものは置かない

ようにする。

参考になるアドバイスをくれたキャサリンに感謝です。そんな彼女の住むエリアには

子供が100人近く住んでいるそうで、小さな一口チョコをみんなに渡す予定だそう。

けど、キャサリンは「ハロウィンは年々、産業化されてきて寂しい。私たちの子供の

時代は、物もあまりなかったが、その代わりに近所の大人たちが手作りの焼き菓子

を作ってくれたり、温かみがあった」と振り返る。しかし、手作りの習慣は無くなりつつ

もあるも、「ハロウィンの文化は今も自分達とneighbour(ご近所)との繋がりを保つ

いい機会だ」と話すキャサリン。



さてさて、家に帰りそわそわしながら子供達の訪問をひたすら待つ。残念なことに

この夜も粉雪が降っていた。こんな悪天候な中、来てくれるのかと親方がカーテンの

隙間から外を何回もチェックしにいったりと落ち着かない。何だか子供達以上に

私たちがエキサイトしている気がする。そして7時を回ったころ、親方が「来たー!!」と

大きな声で叫び上がる。



外を見ると、確かに暗闇の中、仮装した小さな集団が歩いている。お向かいの家を

訪問して、次はいよいよ我が家に来るのかと、鼓動が激しくなりながら見ていたら、

あっけなくスルーされた。親方はガクッとしながら、椅子に座ってうなだれる。

あきらめて夕食の支度をするgirl。そして数分後、ピンポーンとチャイムがなり、

親方は飛び上がって準備していたお菓子を慌てて探す。

ばたばたしながら、ドアを開けるとそこには、小さな小さな子供達5人が玄関の前に

立っていた。子供達はまだ保育園くらいの年代なのか、後ろには保護者たちも一緒

だったが、子供達は寒さと疲れからか顔にはびっくりするほど表情はなく、ただお菓

子を入れる袋を私たちに差し出している。こんな寒さじゃあまり引き止めるのも申し

訳なく感じた私たちは彼らに「Thank you for coming」と言ってお菓子を渡す。



子供達の中には私の描いた絵を見て笑顔を見せてくれた子もいてよかった。

その後は何人か元気な子供達もやって来て(親同伴で)、準備していたお菓子も売り

切れました。

なんだか嵐が通り過ぎたような慌しい時間でした。そんなはじめてのハロウィンを体

験した感想は、とりあえずほっとしました。私たちも慣れるまで時間はかかりそうです

が、いい体験ができたことに感謝です。





2012年10月31日水曜日

October 28th (Sunday) Halloween Howl marathon



ハロウィンが近づく週末、私たちの家の近くでマラソンのイベントが行われ

ました。マラソンが趣味のメリーが教えてくれたそのレースの名は

「Halloween Howl」。Edmontonのランニングジムが主催したこのイベントには、

驚くべきことにたくさんの人が参加していた。

なぜなら、この日の気温はマイナス6度。




そうです。Edmontonはもうすっかり冬です。

つい数週間前に初雪が降ってから、寒さが勢いづいて、本日まで零点下の

日々です。あー寒い。でも私たちの周りで今の時期に雪が降って特別に驚く

カナディアンはおらず、これが通常のカナダの季節の移り変わりなのかも

しれないと思いました。

まさか雪の中を走るとは思わなかった親方は、今回も10kmのレースに挑戦。

日ごろから走り込んでいた親方でしたが、5kmを超えたところで膝に激痛が

走り、立ち尽くす。ガチガチに凍ったアイスの道を走るのはアスファルトの上を

走るより膝に負担がかかったようで、残り半分の距離を歩いて進む。

スタートから70分後、親方がゴール地点にたどり着き、寒さで震えながら温かい

ココアを飲む。



ぬくぬくと会場で待っていたgirlはそんな親方の苦闘も知らず、コスプレした

ランナー達を興味深々に追いかける。こんな寒い中、モジモジ君みたいな

レオタード姿で走り切った人達のガッツもすごいですが、それ以上に痛みに

耐えながら完走した親方に拍手です。


親方は走るのをしばらく控えるつもりですが、これから始まるこの冬に何を

しようか、まだまだ考え中です。

とりあえず、今年の冬もカナダでお世話になります。


2012年10月24日水曜日

October 8th (Monday) Kamloops biking trip - last day

今回はKamloops dirt jump編。



最終日の朝は、8時から出発すると約束しており、5時半から起きて準備をしていた

親方とgirl。が、約束の時間を過ぎてもCanadianguysが部屋から出てくる気配はなく、

親方がノックをすると開いたドアから、寝ぼけた表情のマーティンとその横でまだ夢

を見ているジェフが見えた。彼らも遅くまで話し込んでいたようだが、バイクの疲れも

たまっていたのかな。

そんなわけで、のんびりとスタートした最終日の目標は、ダートジャンプを完通するこ

と。Kamloopsのダートジャンプコースは、街が管理しているそうだが一体誰がメンテ

ナンスをしているのかは解らず、隣に雨水をためるrain barrel(樽)が一つおいてあ

る。面は荒削りのボコボコでした。けど親方の好みであるリップが立ち上がっている

形でバックサイドも大きくて安心感あります。そんな状態で親方の心は体より先に飛

び跳ねていたのですが、あまりにも久しぶりのトレイルなので、感覚を取り戻すまで

必死でした。



マーティンとジェフも同じレーンを攻める。ジェフは勢いで最後のバームでクラッシュ

もしたが、見事きれいに貫通していた。



マーティンは親方同様、3個目のコブでやや苦戦。「なんで飛べないんだ!f●●k!」と

火がついた親方は欲求不満になると言葉が悪くなる。そんなときジェフの冗談はリラ

ックスさせてくれる。何故か今回の旅で1番のツボだったのはゲイの話。トレイルの合

間にg○yの話が飛び交うのを見ると、日本でもこんな風景があった思い出が蘇りまし

た。guysたちの話に国境はないのですね。



そんなリラックスしてきたところで気がつくと親方が3個目をクリアして4個、5個と先へ

進んでいた。そして最後の大ジャンプを見事に飛んだ。



笑顔の親方。CanadianguysもHifiveして喜んでくれた。

girlも久しぶりのダートジャンプ、マウンテンバイクでテーブルトップのレーンをクリア

でき、満足でした。




3日間のバイクツアーは彼らがいなかったら実現できなかったでしょう。そしてこの出

会いに感謝です。



(親方、マーティン、ジェフ)

8時間の帰路の末、Edomontonについたのは夜中の1時。空気が一気に冷えて、

Kamloopsの陽気が恋しいです。けどそんな中、偶然に空にグリーンの色身がかかっ

たきれいなオーロラ(Northen lights)が見えました。

写真には取れなかったけど、これも忘れることのできない素敵な思い出になりまし

た。またKamloopsにカムバックするのを夢見て、自転車頑張ります。



最後に今回写真を提供してくれたジェフにありがとうです。

2012年10月18日木曜日

October 7th ( Sunday ) Kamloops biking trip -part3

リアルダウンヒルの世界に連れて行ってもらう前夜、私たちはリアルカナディアン

フードのレストランに連れて行かれた。



今回の遠征は3食ともファーストフード店で簡単に済ませていたが、普段外食を

しない親方とgirlにとっては、break fastメニューやlunchのスペシャルなど知ること

ができて、新鮮でした。

ジェフとマーティンが連れて行ってくれたのは、ブリティッシュコロンビア州で展開

されているチェーン店である「White spot」というレストラン。その特徴は、店内に

ブリティッシュコロンビアの名所や絶景といわれる写真がいたるところに飾って

あり、郷土愛のアピールが強い。Canadianguysの主食はもちろん、ハンバーガー。

そして「プティーン」というフレンチフライにチーズをかけたものを注文していた。

見た目にこってりしているこのプティーンが大好物なマーティン。

そんな彼はデート中に「お寿司が食べたい」というマーティンの彼女の願いも聞か

ず、1人でプティーン専門店に食べに行ったというくらいプティーンに盲目。私たち

もお裾分けを戴きましたが、ポテトに絡みつくチーズはとてもリッチで一口で満足

できました。もし私がそのデートにいたなら迷わずお寿司に軍配を上げるでしょう。

4人のお気に入りになったのは、「メープルビール」というメープルシロップのほのか

な香りがついたすっきりとした後味のビール。甘くはないが、やわらかい苦味のある

このビールはこの店の1番のお勧めではないかと思った。




さてさて、朝が来て、支度をしてダウンヒルトレイルがある場所まで車で行く。昨日と

違い、今回のトレイルは小高い山の上の住宅地の裏にある雑木林の中からスタート

する。あまりpublicな感じがしないですが、私たちの他にもダウンヒルに来た御一行

もおり、結構有名なのかもしれない。ジェフと親方とgirlの3人でトライする。が、入り

口からさっそくsteep。どうしようもできず、歩いて下るgirl。ジェフと親方はスピードに

乗って、すいすいと前に行く。林の中へ入ると静かで大きな松林の中に1本の細いシ

ングルトラックがある。girlには景色を楽しむ余裕はなく、地面からの振動で震えるハ

ンドルを抑えるのに必死だった。「サスペンション頑張れ」と唱える中、不意にトレイ

ルの先にドロップゾーンがあることを知らずに、転落。着地と同時にバランスを崩し

て、わからない間に自転車は林の中へ、girlは地面に叩きつけられた。起き上がり、

失踪した自転車を探しに林に入り、どこもベンドがないことを確認する。girlはフルフ

ェイスの上にゴーグルもつけていたので、頭は顔は大丈夫でしたが、探しに来た親

方に私のTシャツが破けていると言われ、Tシャツ2枚突き破って腹部から出血してい

るのに気づいた。幸い、surfaceだけの外傷でしたが、呼吸が整うまでジェフと親方が

冗談を言い合って、空気を和ませてくれました。笑うことは本当に気持ちを落ち着か

せてくれます。


ジェフは「ここは誰にとってもadvancedなトレイルだけど、今日急いで不安なことに

pushするよりも明日があると思って楽しく乗るほうが大事だ」と時にはまともなこと

も言った。girlも初心者で一生懸命ついていこうと必死になっていたが、周りを見る

ことや自分を守ることを忘れていた。

その後もsteepな道は続いたが、自分の速度で何とか出口までたどり着くことができ

ました。下で待っていてくれたマーティンも怪我に驚いていましたが、Hifive(ハイタッ

チ)して気分を一新。


昼食後は、彼らがとても好きなダウンヒルトレイルに行く。前回よりもさらに山を上

る。アスファルトから土の地面に変わり、牧場を突き進んで、さらに上へ進む。



Kamloopsの街を一望できる標高までたどり着き、girlは無我夢中で景色の写真をと

る。親方は、帰りの運転をマーティンに代わって行うことになり、ややナーヴァス。


行きは順調でしたが、帰りはまさに車でのダウンヒルというのでしょうか、steepな林道

をエンジンブレーキを使いながら慎重に下っていく。ジェフとマーティンが待っている

出口に着いたころには彼らは既に到着して地面でくつろいでいた。親方とgirlはこの

トレイルには結局トライしませんでしたが、彼らの感想では私たちが走ったコースをさ

らに長くしたものだと言っていました。そしてKamloopsのダウンヒルトレイルにはさら

に超上級者用のものがあるとのことで、後に親方が体験することに。



日が暮れる前の最後の1本は、親方とマーティンとgirlで午前中に走った(girlがクラ

ッシュした)トレイルに行く。ジェフがタイヤとサスペンションの空気圧を調節してくれ

たお陰か、前回に比べて振動も少なく快適に走れたのはびっくりでした。こういう基

本的なお手入れが命運を分けるのですねと1人しみじみ感じるgirl。そんな傍ら、親

方とマーティンは、トレイルにあるバームやジャンプで遊び、最後はすっきりした笑顔

で山を降りた3人。今日も精一杯、自転車を楽しんだ私たちは例のごとくリアルカナデ

ィアンレストランでお酒を飲んだ。


明日は、ダートジャンプコースへ。親方の夢がついに実現するかも。

次回につづく。










2012年10月14日日曜日

October 6th ( Saturday ) Kamloops biking tour -part2

今回訪れたKamloops(カムループス) について、簡単にご紹介したいと思います。



その街は、カルガリーとバンクバーの間にある谷に位置し、カルガリーからは車で

7時間、バンクーバーからは3時間半で行けます。

山に囲まれた街の中央に流れる大きな川、森の入り口には静かな湖があり、

のんびりとした穏やかな雰囲気が漂っている。



そして何よりも驚いたのは、風がなく、気温も暖かい。私たちが滞在した3日間は雨

もなく22度前後をキープしてくれた。少し乾燥気味のように思えたが、マウンテン

バイクを目的に来た私たちにとってはまさに、ベストなコンディション!!。

マウンテンバイク、フライフィッシィング、バードウオッチングと、思いっきり自然に触

れ合える素敵なところです。というところで、私たちの旅の話に入ります。



初日はkamloopsの街が管理しているダウンヒルコースへ。親方は長年の相棒で

あるblack marketのMTBを持参。ジェフとマーティンも愛車のダウンヒルバイク(サス

ペンションがかなり上質でまるでカウチに座っているかのようでした)。

bikelessのgirlは、ジェフのセカンドバイクを貸していただく。

「SPECILAIZE」のバイク。サイズは私には少し大きめですが、フラットなところで少し

乗って感覚を試してみる。そんな中、ダウンヒルに早く行きたくて待ちきれない

Canadianguys(ジェフ&マーティン)は、私と親方を車に乗せて丘の頂上まで連れて

いく。


「Easy!」とguysたちが口をそろえて言う、そのコースは、幅が大きく、スラロームも

ゆったりしている。が、ほっとしたのも束の間で、カーブを曲がったところで段差に

つまづき、大きく転倒。怪我はなかったが、恐怖心が一気に湧き上がり、足が震え

だす。坂がとてもsteepに見えて、ペダルを漕ぎ出そうにもなかなか前に出せず、

立ち往生。結局、自転車を押して、歩いて安心できるところまで降りる。



コースの途中で待っていてくれたマーティンと親方。転倒したことを笑いながら

伝えるとびっくりしていた。「転んでもそんなに笑顔でいられるなんて、なんてタフな

girlなんだ」と真顔でいうマーティンの言葉が、不思議と私をリラックスさせてくれた。

坂を下り終えた後、再び丘を登って同じコースに行くことになったが、親方が要所ご

とに下り方を教えてくれ、そのお陰で最後まで自転車から降りることなく、乗り切るこ

とができました。



これまであまり馴染みのなかったダウンヒルでしたが、皆さんのお陰で乗る楽しさ

を体験することができました。私はCanadianguysが乗る前と乗り終わった後に

みんなでHi five(ハイタッチ)しながら声を掛け合うのが、なんだか心地よくて

気に入っています。親方も久しぶりのダウンヒルに心の熱が蘇り、満足していた

ようでした。



しかし、その後の私たちにはさらに見たことのないリアルダウンヒルの世界が

待っていたのは、Canadianguys以外に知るよしもなかったのでした。


次回につづく。







2012年10月11日木曜日

October 6th ( Saturday) Kamloops biking tour

10月の第1週目の週末はthanksgiving weekendで月曜日がお休み。

3連休を埋める予定は、ある日突然訪れた。



親方がサスカチュワンriver沿いを自転車で探索していたら、1人のマウンテンバイク

ライダーに出会った。彼の名はジェフ。年は親方より少し上。話が花咲いて、ジェフと

彼の友人が計画していたバイク遠征に急きょ、参加させてもらえることになった。


行き先はEdomontonから800kmも離れたKamloopsという街。約8時間くらいのドラ

イブ。今回車を提供してくれて、運転手も勤めてくれたのはジェフのbest buddyである

マーティン。ジェフより1歳年上のマーティンの印象は落ち着きがあり、寛容さを

感じさせる穏やかな言葉遣い。そして1人の時はメカいじりを黙々と楽しんでいる。

ジェフは、多少気分の波はあるが、エンターテイナーの才能があり、口が達者。

いつも誰かにからんでいる。

私たちから見ると2人は本当にいい関係だなぁ思う。





そんな2人とのkamloops3泊4日のツアーは、とても充実した内容でした。ダウンヒル、

ダートジャンプを朝から日暮れまでノンストップで乗り、親方とgirlはカナダのトレイル

の大きさとレベルと改めて体験できました。

そして、Kamloopsの自然は本当にawesome。




不思議なご縁で実現した4人のトレイルツアーはまだまだ続く。

2012年10月3日水曜日

September 28th (Friday) Pruning before and after special

Edomontonの街は、すっかり涼しくなり、葉っぱが風に舞って、オレンジと黄色の

秋色に変わりました。

すくすくと伸びた木たちもこれから冬にむけて、成長を休止します。

Pruning(剪定)に丁度いい季節になってきました。

 before

     after



 before
   after



 before

   after




 before

    after




 before

    after



 before

    after



 before

    after

枯れた枝を落として、すっかり身軽になった木たち。来年も大きく成長してください。