2012年11月5日月曜日

October 31st (Wednesday) Halloween experience



10月31日はハロウィンの日。私たちのご近所を見渡せば、入り口にカボチャや

ゴーストの飾りつけが大なり小なりと見られ、欠かせない年間行事のひとつと

して意識されているのを感じます。

去年は私たちがボランティアをしているシニアセンターでハロウィンパーティと

いうのがあり、シニア達がそれぞれのcreativeなコスチュームで参加していたのに

は、日本とは違う新鮮さがあり驚きました。子供も大人も仮装することで、エネルギー

が湧き上がるというか、心を明るくさせてくれます。

そして、ハロウィンのハイライトといえば、子供達が家を回って、treat(お菓子)を

もらうこと。今年は初めて子供達にお菓子をあげようと準備をしていた親方とgirl。

しかし、訪問してきた子供をどう接待していいのかわからず、友人のキャサリンに

聞いてみた。キャサリンは、私たちと同じようにシニアセンターでボランティアをして

おり、年齢は私たちの母親と同じくらいの世代だ。彼女がくれたアドバイスは、

子供達はきっと何かに変装してくるから、「あなたはだぁれ(who are you?)」と聞いて

みたり、コスチュームについて質問したらいい。

子供達が来るのは夕食時なので、電気をつけて家の前を明るくしておく。そして変装

した子供達は視界がいつもより狭くなるので、家の前に危険になるものは置かない

ようにする。

参考になるアドバイスをくれたキャサリンに感謝です。そんな彼女の住むエリアには

子供が100人近く住んでいるそうで、小さな一口チョコをみんなに渡す予定だそう。

けど、キャサリンは「ハロウィンは年々、産業化されてきて寂しい。私たちの子供の

時代は、物もあまりなかったが、その代わりに近所の大人たちが手作りの焼き菓子

を作ってくれたり、温かみがあった」と振り返る。しかし、手作りの習慣は無くなりつつ

もあるも、「ハロウィンの文化は今も自分達とneighbour(ご近所)との繋がりを保つ

いい機会だ」と話すキャサリン。



さてさて、家に帰りそわそわしながら子供達の訪問をひたすら待つ。残念なことに

この夜も粉雪が降っていた。こんな悪天候な中、来てくれるのかと親方がカーテンの

隙間から外を何回もチェックしにいったりと落ち着かない。何だか子供達以上に

私たちがエキサイトしている気がする。そして7時を回ったころ、親方が「来たー!!」と

大きな声で叫び上がる。



外を見ると、確かに暗闇の中、仮装した小さな集団が歩いている。お向かいの家を

訪問して、次はいよいよ我が家に来るのかと、鼓動が激しくなりながら見ていたら、

あっけなくスルーされた。親方はガクッとしながら、椅子に座ってうなだれる。

あきらめて夕食の支度をするgirl。そして数分後、ピンポーンとチャイムがなり、

親方は飛び上がって準備していたお菓子を慌てて探す。

ばたばたしながら、ドアを開けるとそこには、小さな小さな子供達5人が玄関の前に

立っていた。子供達はまだ保育園くらいの年代なのか、後ろには保護者たちも一緒

だったが、子供達は寒さと疲れからか顔にはびっくりするほど表情はなく、ただお菓

子を入れる袋を私たちに差し出している。こんな寒さじゃあまり引き止めるのも申し

訳なく感じた私たちは彼らに「Thank you for coming」と言ってお菓子を渡す。



子供達の中には私の描いた絵を見て笑顔を見せてくれた子もいてよかった。

その後は何人か元気な子供達もやって来て(親同伴で)、準備していたお菓子も売り

切れました。

なんだか嵐が通り過ぎたような慌しい時間でした。そんなはじめてのハロウィンを体

験した感想は、とりあえずほっとしました。私たちも慣れるまで時間はかかりそうです

が、いい体験ができたことに感謝です。





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