2013年1月5日土曜日

January 3rd (thursday) The world is beautiful




January 3rd 最高気温6℃。

薄着で外を歩くCanadianを見てびっくりしたが、温度計を見てさらにびっくり。

今週のEdmontonの空はとても機嫌が良く、暖かい日がつづいています。

こうして穏やかな気持ちで青空を見ていると、私たち生き物は太陽の光にたくさん

支えられているのだなと1人しみじみ感じます。

つい数日前の年末にメトロシアターで今日みたいにしみじみするような映画

「SAMSARA(サンサラ)」を見てきました。去年のアースデーに私たちがメトロ

シアターで見た「Baraka(バラカ)」という映画の第2作目。

今回も監督の力量と個性が十分に表現されていた「SAMSARA」は、一切のtalkや

解説がなく、力強い音楽と映像で世界中の風景を私たちに紹介している。girlの主観

だけでこの映画の雰囲気を表現するなら、宇宙人が地球に観光に訪れて人間の

住む社会を観察しているような視点に見えました。(実際、宇宙人の存在は出てきま

せんでしたが)。とくに世界中の日常でおきている絶えることのない矛盾。

作っては壊し、手に入れては捨てて、守っては傷つける。

自分の今の生活にも当てはまるものも出ていて、何となく虚しくなっていまいました

が、この映画の中の宇宙人の視点のように離れたところから見ると、本当に私達

の住む社会は終わりのないサーキットでぐるぐる回っているように見えます。

もしかしたら、その映画の中にはいつかこのサーキットに新しい出口が出来るのを

待っているのかもしれません。

 
話は変わりますが、girlに暴言をぶつけた女性のその後の話を聞く機会がありま
 
した。(しつこいようですみません)。
 
彼女とじっくり向き合った彼女の上司のシェリーは、彼女が過去にアフガニスタン
 
周辺で生まれ育ったときの話を聞いた。彼女は裕福の家の生まれだったが、外を
 
見れば、「不平等」の現実ばかりで、学校に行けない子供、低賃金で働く大人、
 
暴力を受ける女性たち。彼女の両親も召使に対して、暴言や乱暴な扱いをしていた
 
そうで、そんな中で生まれたときからその現実を見てきた彼女が、疑問をもつのは
 
難しいことだし、人としての常識を育むには、あまりにも環境に問題がありすぎる。
 
実際、彼女のように過酷な環境で育った方達が祖国を追われて、難民としてカナダ
 
に移民している方たちがたくさんいる。
 
彼女自身が理由なく暴言を言ったことを理解するのが難しいのは、きっとこの彼女の
 
育った背景から来ていると思うし、今もこの先も続く可能性がないとは言えない。
 
この話を聞いた後、彼女1人の犯した行為を責めるよりも、もっと深い世界の問題に
 
目を開かせてくれた気がしました。
 
 この世界の問題に新しい解決の糸口をつくるのは、一人ひとりが大切にされる
 
環境だと思います。
 
 今回も話が長くなりましたが、私の今年の目標は、マラソンと怒らないことを努力し
 
ていこうと思います。 今年もよろしくおねがいします。

 

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