Alberta Yakisoba(アルバータ・焼きそば)。
そんなメニューはアルバータ州のどこのレストランにも置いていない(多分)。
カナダに来てから、自家製納豆やいろいろと此処にある食材で日本の味を
再現することに励んできましたが、最近の私たちの得意料理になっているのが、
「アルバータやきそば」。いつもお世話になっている平塚ヤスさんにもその味を
おすそ分けしました。
じつは、焼きそば用の麵の代わりにスパゲッティを使っています。そして焼きそば用
ソースには、オイスターソースとチリソースと隠し味を混ぜたもので代用。
日本食材を探せば手に入ると思いますが、私たちの身近にはないのであるもので
極めていった結果、この味と出会いました。一口ほおばるとナポリタンを思い出させ
る懐かしい食感の後に、濃いソースが絡みつく不思議な後味。そしてちょっと贅沢に
アルバータ牛のスライスを入れてみました。
うちの親方も完璧に作り方をマスターし、貫禄を感じます。
日本のB級グルメが大好きだという平塚ヤスさんと彼のお孫さんは、先々月に日本
へ旅行された際にたくさんの麵料理に舌鼓を打ったそうですが、そんなヤスさんの
反応は、「なかなかイケるね」と御代りまでしてくれました。よかったです。
そんな私たちと日本の味との再会には、単にアイディア料理だけではなく、偶然に
異文化国の郷土料理からも出会うことがありました。
インド人のサーシャという女性が作ってくれた家庭料理。チャパティという小麦の
生地にマッシュ状のニンジンやジャガイモを混ぜて平たく焼いたものは、ホクホク
した食感で美味しかった。「何か食べたことがある気がする」と思ったその味は
日本の手作りコロッケの具の味とそっくり。まさか、こんなところで日本とインドは
つながっていたなんて…新発見でした。
いつか彼らに日本のコロッケもご馳走したら、何て言うかしら。。
そんな私たちのカナダのほほん生活は、まだまだつづく。
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