2012年8月19日日曜日

August 10 ( Friday ) the demonstration forest

今思っても、先生方と川端さんの懐の深さに感謝です。

まさか研修旅行に参加できるなんて、こんなことは本来なら考えられない

ことなのに。

そして、何となくそうなるように導いてくれた平塚やすさんの偉大さにも

偶然ではないような気がします。


研修1日目(8月9日)

Northen forestry centreの見学。SSHの生徒さん達が英語で北海道の自然や

学校生活についてプレゼンテーションを行う。皆さん時間をかけて用意してきた

のがわかる程、落ち着いて解りやすく発表していました。


研修2日目(8月10日)

Edmontonからスクールバスで2時間走ったところにあるWhitecorteという街へ

やってきました。こちらにはアルバータ大学が北方樹林の観察や実験用に

管理している演習林(demonstration forest)があり、私たちが特に楽しみに

していた分野です。


北方樹林を代表するポプラ、トウヒ、松。ポプラはトウヒに比べて成長は早いが

寿命は短いので、最終的にはlong lifeのトウヒが森を埋め尽くしてしまう。面白いの

は、このポプラとトウヒが競争をしている森は光がたくさん差し込み、動物や他の植

物にとっても活発にさせてくれるらしい。トウヒの森になった後、自然的に(もしくは

人工的に)森に火をつけてすべてが焼かれ、灰の森になる。その後微生物たちが

動き始め、ポプラが再び土から発芽し、動物達が森にかえってくるというサイクルを

繰り返している。なんて素敵な命の循環とそれを支えるたくさんの生き物たち。



Girlも含めて、大人の多くはおそらく自然のものを使ってどういうふうに生活に役

に立てようとか、欲求を満たそうとか、マネーとかついつい考えてしまうと思い

ますが、まっすぐに自然を見つめてその素晴らしさに感動することを改めて思い出

させてくれました。

最後に「山火事を起こす」のはあくまで研究の手段的なもので、ブログを読んでくださ

っている皆さんはどうか真似しないでくださいね。たばこ1本で3日間の山火事が起き

たこともあるそうです。



私たちの研修旅行はまだまだ続く。

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