2012年8月21日火曜日

August 11th ( Saturday ) Elk island national park

前回に引きつづき研修旅行。


研修が待ち遠しくて毎朝早起きして、お弁当のおにぎりをつくる私たち。

学生時代の遠足の気分もあるが、カナダの知らなかったことを学べるのは

本当に楽しい。今回の研修旅行に選ばれたEdmonton は観光地ではないけれど、

自然に囲まれ、アルバータ州で1番大きな大学もあり、勉強するには最高な場所だ、

と先生方からベストチョイスのお言葉がありました。

研修3日目(8月11日) 

スクールバスで1時間半の距離にあるElk island(エルク アイランド)へ。ここは、

政府が積極的にdeersやmooses、baffalos、elksなどの野生動物と植物を保護して

いる場所。


氷河時代の後に氷が解けて自然に残った地形には渡り鳥や動物の憩いの場に

なっている。午前中にnature guideのケイトランダーという名前のお姉さんと一緒に

トレイルを歩き、食べられる木の実やberriesなどについて教えてもらう。

girlが個人的に興味をもったのは、ケイトランダーはカナダの先住民・cree族の

子孫であり、彼女はberriesはクリー族にとって冬を越す大事な食べ物であったこと

やsweet grassという甘い香りの麦に似た草をお葬式のときに燃やし、故人の魂

が甘い香りとともに天に昇るようにという慣わしがあることを教えてくれた。

クリー族は自然の一部のようにして生きているんだなぁと思う。



水生昆虫の採集や川端氏によるバードウオッチング講習(川端氏はバンクーバーで

野鳥観察のツアーガイドという別の顔を持つ)にも生徒達はexcitedしていました。


お昼ご飯を食べた後からは、baffalosの保護区域のbehind the scene(舞台裏)を見

るツアーに参加。guideのジーンというお姉さんはレインボーカラーに染めた頭をして

おり、衝撃でした。「素敵なカラーですね」とほめるとジーンは「最近レインボーに白色

が混じってきてね」と冗談を返してきて、意外に気さくでした。

バッファローはその名前と存在感からとても強い動物に思えますが、白人がカナダ

に定住するようになってから、大量に狩猟され、食肉や毛皮として使われ、その数は

急激に減少した。バッファロー自体、捕食者がいないにもかかわらず、人為的に絶

滅の危機まで追い込まれてしまったのです。これはこのツアーで1番のメッセージと

言ってもいい位、人間はその都合で自然を自ら失っている。


しかし、これからは「共存」の時代で、彼らは自然に近い環境でバッファローの保護

や繁殖を促し、1年に1度の健康チェックの際にバッファーを他の保護地域へ送って

いる。去年はこちらからアリゾナやアラスカにバッファローが嫁入りしたそうです。




この日は気温も高く、厚い毛皮を羽織ったバッファローたちは暑さに弱いため、

姿を見せたのはほんの数秒だけだった。


いつか人と動物がいい距離感で分かり合えるようになればいいな。

ツアーから帰ってきた後に動物が見れなかった生徒達に対して先生が言った言葉、

「自然の中では動物は簡単には見れないが、だからこそ自然のすばらしさがある」。

Girlも親方もうなづいているすぐ横で、平塚やすさんが私たちに向かってボソリと


「でも、見れたほうがいいよナ?」。


と、その何だか身にしみるダークな本音に、自分もまだまだ勝手な生き物だなと

つくづく反省です。





次回は、いよいよ研修旅行・終盤です。頑張ります。







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